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淡路島扇湯・家紋タイル


先週末、同僚と淡路島へ1泊で出かけ、岩屋にある扇湯に入ってきました。

昼間はなんと銭湯界のカリスマ 松本康治さんのご案内という僥倖に与って

岩屋をたっぷりと散策し、夜はニジゲンノモリナイトウォークに参加して、

夜の扇湯で汗を洗い流しました。

脱衣場で涼んでいると、扇湯のおかみさんが話しかけて下さり、ついつい

タイルが好きで描き遺していると話したところ「見せたいタイルがある」

と釜場へ案内して下さいました。

そこには、「扇湯」の屋号の元になったであろうと思われる三ツ扇の家紋の

タイルが4枚、煤けた壁に埋もれるようにして並んでいました。

釜場は暗かったのですが、ナイトウォークに備えて懐中電灯を持っていたの

が幸いし、しっかり写真におさめることが出来ました。

それを帰宅後よく見ると、右から2番目のタイルの右上に、小さな♡が!

おかみさんはこの♡に気付いておられるのかどうかわかりませんが、

とにかくこの家紋タイルを描き遺して欲しいと言って下さったので、

♡付きを選んで、特徴的な外観とともにのれんのようにして描きました。

松本さんによれば、近所では扇湯ではなく「船橋さん」で通っているそうで、

確かに"扇形に温泉"のみの看板から「扇湯」と読み解くのは難しいですね。

でもデザインされた方の粋なセンスを感じずにはいられません。

だから、こんなのれんもあったらいいなあと。♡の付いてる方が女湯(^m^)。

釜場には、もう1カ所美しいタイルがありました。

こちらは床にあり、さらに土に埋もれている感じですが、とても魅力的なタイルの組み合わせであることはわかります。

こちらも、絵の中に入れてみました。

おかみさんは『にっぽんのかわいいタイル』の取材で著者の加藤郁美さんにこのタイルのことを話しそびれてしまったと

悔やんでおられましたので、僭越ながら私が許可を頂き、ここに載せさせていただきました。


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